②大器晩成の恋愛事情・・・中途覚醒!?
真夜中、目覚めた。部屋は電気が、ひかり、エアコンの音だけが、鳴り響く・・・
『怖い!!』
明日の朝、利用者達と、顔を合わせられない。
一昨日の夕方、電話の内容が、利用者達に、筒抜けであった。本来、外部へ利用者達の情報を、漏らしては、いけない。その事を知らずに、電話で、会話してしまったのだ。
あれからと言うもの、利用者達に反感を、買ってしまった。
『あんなに、仲良かったのに・・・』
後悔したって、僕の力じゃ、どうしたらいいのか?検討もつかない。だからこそ、このグループホームヘ入居したのだが・・・
『とりあえず、僕の担当の相談役と、面談しよう!!』
女帝が、グループホームヘ来るのがお昼前頃。それまで、何とかねばろうと、思うが、既にメンタルが、崩壊しかかっている。こんな時に限って、あの娘との関係も、距離をおいていた。
独り、佇む部屋の中で、涙が溢れた・・・
①大器晩成の恋愛事情・・・相談役達VS利用者達!
朝から事前に、仲間に、手紙を、渡していた。
『あの娘を、射止める、協力者に、なって欲しい!!』
利用者の一部の人間だけだが、快く、引き受けてくれた。
一方。相談役達は、血相を変えて、会議を、開いていた。多分。今回の事だろう・・・そんなとは、想定済みだ。
明日からは、もう、あの娘とは、会話を拒むが・・・
いずれにせよ。あの娘が、周りの相談役達に、冷やかされないために、こちらも、対策を、ねるつもりだ。そして、ともかく、僕を、知って欲しい気持ちを、どう伝えるか?利用者達と共に、考えるつもりだ。情報収集も、兼ねて・・・
相談役達VS利用者達の全面戦争が、開始した。